高校時代の“盟友“に…プロで再会した元チームメイト(2)崖っぷちドラ1、かたや中日からトレードで”飛躍“
交流戦に突入している2024年シーズンのプロ野球。この世界で活躍する選手の中では、高校時代ともにプレーした同級生コンビも多い。それでも、プロ入りするタイミングは高卒だけでなく大卒、社会人を経てからなど様々なケースがある。ここでは、高校時代のチームメイトで、プロ入りのタイミングが異なった同期コンビを紹介する。
平沢大河・郡司裕也
仙台育英高のクリーンナップとして活躍した平沢大河と郡司裕也。平沢は高校卒業後、郡司は大学を経てプロの門を叩いた。 両選手は3年夏の甲子園で準優勝を経験し、この時は平沢が3番、郡司が4番に座っていた。特に同大会で3本塁打を放った平沢の注目度は高く、2015年ドラフト会議では2球団が1位指名。抽選の末、千葉ロッテマリーンズに入団した。 郡司も高校日本代表入りするほどの実力者だったが、卒業後は慶応大に進学した。2年春、3年春にベストナインを獲得し、東京六大学リーグで通算打率.285をマーク。その後、2019年ドラフト4位で中日ドラゴンズに入団。 プロ入りした両者だが、特に平沢は苦戦気味だ。プロ3年目には112試合に出場して打率.213、5本塁打、32打点と飛躍の兆しを見せたが、その後は続かず。今季もファームで目立つ成績を残せていない。 一方、郡司は昨季6月に北海道日本ハムファイターズにトレード移籍して以降、打撃が上り調子だ。今季は三塁での出場機会が増え、5月15日の西武戦ではブルペンカメラを破壊する印象的なホームランを放った。 崖っぷちの平沢と、新天地で勢いをつけた郡司。状況は対照的に感じるが、平沢は今季に結果を残して踏ん張れるか。
ベースボールチャンネル編集部