プレーオフでの再戦も視野にライバルが激突、2位ブレイブルーパス東京対3位東京サンゴリアス
リーグワンのディビジョン1は第15節を迎える。レギュラーシーズンは残すところあと2節。4月27日(土)の秩父宮ラグビー場(東京都港区)では、すでにプレーオフ進出を決めている2チームが対戦する。2位の東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)と3位の東京サントリーサンゴリアス(東京SG)だ。
ともに東京都府中市を本拠地とする府中ダービー。今回はBL東京のホストゲームとして行われる。今季2度目の対戦で、2023年12月17日の第2節は調布市の味の素スタジアムで対戦し、ビジターのBL東京が26-19で勝った。今季より加入したSOリッチー・モウンガがプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いている。そのモウンガは、父親の急逝で帰国し、日本に戻ってきてはいるが3試合連続の欠場となる。
SOとして出場するのは、前節、今季初出場を果たした中尾隼太だ。前節はフェアキャッチが認められず、トライ後のゴールキックで相手チームにプレッシャーを受けて蹴ることができないなど、ややゲームに入り切れていない感があったが、もともとクレバーな選手であり、ゲーム勘が戻れば安定したゲームリードを披露するだろう。
モウンガは不在だが、前節、怪我から復帰したキャプテンのNO8リーチ マイケルはじめ、今季のベストといえる布陣だ。リーチ不在のあいだキャプテンを務めたHO原田衛は機動力抜群で、ワーナー・ディアンズ、ジェイコブ・ピアスの両LOはワークレイトが高く、FLシャノン・フリゼル、佐々木剛はスピードある突破が魅力だ。FBは松永拓朗が2試合ぶりの先発復帰。独特のステップワークでディフェンスを翻弄する。