インフル治療薬 在庫不安の声 受験生&高齢者は?
■インフルエンザ 高齢者が注意すべき点は?
一方で…。 訪問看護ステーション ブロッサム 西村直之代表 「感染者数が多いのは、集団で住んでいる高齢者施設や福祉施設もろもろあるが、そちらのほうが感染者数が多い感じがしている。今週毎日(看護依頼の)電話がきているというのが(感染者が)増えている数字に反映してきている」 フェイスシールドに医療用マスク。コロナ禍を思わせる装備です。訪問看護をする事業者は1人暮らしの90代の男性を訪ねました。インフルエンザにかかり、4日間、高熱が続いているといいます。 訪問看護師 「いまもせきをされたり、たんが絡んだりとか」 西村代表 「特に高齢者だと水分をとりたくないとか、食事はとる気にならないからとらないという人が多いので、無理にすすめるよりも声かけで促している」 高齢者のインフルエンザ感染には、特に注意すべき点があると医師は話します。 いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長 「特に65歳以上のインフルは重症化しやすいと言われている。急激に熱があがって手足に筋肉痛や倦怠(けんたい)感、力が入らなくなるということがあるが、もともと筋力も弱い高齢者は立ち上がったり歩くことが困難になる。水分摂取が遅れる。薬が飲めなくなる。最終的には肺炎になりやすかったり、脱水になりやすくなって腎臓が悪くなったり、最悪命を落とす方も多い。みんなで支えてあげないと乗り越えられないということもあり得る。高齢者のインフルエンザの最大の問題点は重症化。ワクチンは非常に有効。1月下旬、一番寒い時期にインフルエンザの流行はピークになる可能性。早めに接種を検討していただければ」
テレビ朝日