四季報「秋号」で判明 ! 5期連続「増収増益」企業トップ50社
santecの業績を牽引する光通信用部品(写真提供:santec)
9月26日発売の 『週刊東洋経済』10月1日号 では「株の道場 短期vs.長期 どちらで稼ぐ」を特集。乱高下する短期の相場で稼ぐ投資法と、長期の大化け期待の銘柄を仕込む投資法の両方を徹底解説している。株価の右肩上がりを狙うには、過去の利益も重視し、連続して売上高や利益を増やしてきた企業の中から大化け株候補を探すという手法が有効だ。 記事下表に示したのは、売上高と営業利益が過去3期に増え、今・来期の将来2期も増加が見込まれる企業。しかも、今期営業利益の四季報予想が会社計画を上回り、株価のサプライズが将来ありそうな銘柄だ。今期営業増益率の大きい順にランキングした。 2位のsantec(6777)は光通信用部品と光測定器のメーカー。前2022年3月期の売上高は88億円と規模はまだ小さいが、着実に成長を続けている。眼科用測定器も手がけ、今期はアメリカ向けが期初想定を超えて伸びる。 6位のネクステージ(3186)は中古車販売の大手。半導体不足による新車の減産で中古車需要が活況だ。つれて中古車価格が高騰し、1台当たりの粗利益率が高水準になっている。 今期は新店が63店と前期の37店に比べ大幅に増える。建材価格の高騰などで出店費用は増加しているが、強い需要に応える形で出店を積極化している。 営業利益率も改善傾向にある。中古車を仕入れるときオークションを通す比率を下げ、消費者からの直接買い取りの比率を高めている。これによりオークションに関わる費用を削減できる。買い取り専門店の出店も増やしており、直接買い取り比率は今後も上昇する見込みだ。 今後、半導体不足が解消し、新車生産が回復すると、中古車需要は落ち着く可能性がある。だが、新車販売が増えれば、中古車市場に回ってくる車も増える。仕入れに苦心する状況が改善されることも期待できる。積極的な出店の効果で今後も成長が続くと思われる。
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福田 淳