ローマン・ゴンサレス再起戦、相手は2度の世界戦経験のあるバレラ「リングに戻るのが待ち遠しい」
プロボクシングの元世界4階級制覇王者で、WBO世界バンタム級15位のローマン・ゴンサレス(36)=ニカラグア=が、7月12日(日本時間13日)に母国の首都マナグアのアレクシス・アルゲリョ・アレナで闘う再起戦の対戦相手が、2度の世界戦経験のあるロベルト・バレラ(31)=コロンビア=に決まったと24日(同25日)、主催者が発表した。バンタム級10回戦で争われる。 両選手が出席してアレクシス・アルゲリョ・アレナで会見が行われ、ゴンサレスは「リングに戻るのが待ち遠しい。私のキャリアにおいて大きなカムバックとなるだろう。ニカラグアの人たちの前でできることに感謝している」と語った。 元プロボクサーの兄・ロナルドが2013年5月にマナグアでゴンサレスに5回TKO負けしているバレラは「与えられた機会に恵まれた。私にとっては2013年にチョコラティート(ゴンサレスの愛称)と闘った兄のリベンジになる」と大金星を挙げることを誓った。 アレクシス・アルゲリョ・アレナは約1万5000人収容。ゴンサレス憧れのニカラグア人初の世界王者となった伝説的英雄の名を冠した会場で行われる興行は歴史的なビッグイベントとなる。 ゴンサレスは22年12月に米アリゾナ州フェニックスで、WBC世界スーパーフライ級王座決定戦としてフアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)と3度目の対戦。0-2の12回判定負けを喫して以来、約1年7カ月ぶりの再起戦となる。母国のリングは15年2月以来だ。 プロ戦績は興行を共催する帝拳プロモーションと契約しているゴンサレスが55戦51勝(41KO)4敗、バレラが33戦27勝(17KO)5敗1無効試合。