【MotoGP】インドネシアグランプリからは7週間で6つのグランプリのハードスケジュール
◇オートバイレースの最高峰MotoGP世界選手権 第15戦インドネシアグランプリ(10月13日-15日、インドネシア/マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット) 【動画】もてぎのパドックやグリッドなどの緊張感や高揚感が感じられる配信動画公開中! チャンピオン争いも大詰めに近づいてきた2023年シーズンはインドネシアグランプリを含めて6戦です。しかも7週間で世界を旅しながら開催されます。3クラスで熱い戦いが繰り広げられます。 ▽MotoGPクラス 注目は、イタリアンメーカーのドゥカティのマシンに乗るライダー2人による王者争いです。 フランチェスコ・バニャイア選手(イタリア/ドゥカティ)は去年のチャンピオン。その証しであるゼッケン1がポイントリーダーです。ただし、8月のオーストリアグランプリの時点で2位のライダーとのポイント差は62でしたが、現在は3ポイント差に迫られています。 その2位のライダーがホルヘ・マルティン選手(スペイン/ドゥカティ)。日本グランプリで土曜のスプリントレースで優勝。雨で途中で打ち切られた難しい展開の日曜の決勝レースも制しました。今のマルティン選手を止める選手は正直なところ見当たりません。 また、日本グランプリで3位になったマルク・マルケス選手(スペイン/ホンダ)は今季初めて決勝で表彰台を獲得した数日後、「ホンダとの2024年までの契約を1年繰り上げて今季一杯で合意の上で解除する」旨、発表されました。そしてドゥカティのマシンを走らせるチーム・グレシーニへの移籍が発表され、2020年以来のアレックスとの兄弟での同チーム参戦が決定しました。2021年のエミリア・ロマーニャグランプリ以来の優勝を目指すための決断です。 そして、日本人唯一のMotGPクラス参戦ライダーの中上貴晶選手は来季の継続参戦がホンダとチーム、本人から発表されています。来季中に最高峰クラスの参戦回数で日本人最多になることは確実。そろそろ表彰台、優勝への『期待』だけでは許されないキャリアになっています。 ▽インドネシアグランプリ MotoGPクラス(上記ライダー)初日結果 5位:マルティン(ドゥカティ/スペイン) 16位:バニャイア(ドゥカティ/イタリア) 6位:マルク・マルケス(ホンダ/スペイン) 17位:中上貴晶(ホンダ/日本) ▽Moto2クラス 日本グランプリで1-2フィニッシュを達成した青山博一監督率いるイデミツ・ホンダ・チームアジアに注目。日本グランプリでは2位だった小椋藍選手(カレックス/日本)の今季初優勝に期待がかかります。 ▽インドネシアグランプリ Moto2クラス初日・日本人ライダー結果 5位:小椋藍(カレックス) 24位:野左根航汰選手(カレックス) 27位:羽田太河選手(カレックス) ▽Moto3クラス 日本の佐々木歩夢がチャンピオンシップ争いで逆転首位に立ったジャウマ・マシア選手(スペイン/ホンダ)に次ぐ2位の佐々木歩夢選手(ハスクバーナ/日本)の表彰台、優勝争いに注目です。 ▽インドネシアグランプリ Moto3クラス初日・日本人ライダー結果 5位:佐々木歩夢(ハスクバーナ) 10位:鳥羽海渡(ホンダ) 11位:山中琉聖(ガスガス) 12位:古里太陽(ホンダ) 尚、今季、アルゼンチングランプリMoto3クラスで優勝した鈴木竜生選手が、日本グランプリ後、シーズン途中でシートを失ったというショッキングな情報が入っています。 ▽インドネシアGPスケジュール 10月14日(土) 予選+スプリントレース 10月15日(日) 決勝 ▽残りはインドネシアGP含め6戦 10月13日-15日 インドネシア 10月20日-22日 オーストラリア 10月27日-29日 タイ 11月10日-12日 マレーシア 11月17日-19日 カタール 11月24日-26日 バレンシア