札幌ドーム、昨年度の赤字額は6億5000万円 「新モード」や命名権販売も収支改善せず 北海道日本ハムファイターズ移転の穴埋まらず
北海道放送(株)
札幌ドームの昨年度の赤字額が当初の想定を上回る6億5000万円にのぼったことを受け、札幌市の秋元市長は営業力の強化に取り組む考えを示しました。 札幌市 秋元克広市長 「(札幌ドームの)筆頭株主でもあるので、このことを重く受け止めて、早期の経営の安定化に向けて、札幌市としても一緒に取り組んでいかなくてはならない」 20日の会見で秋元市長は、札幌市の第三セクター=札幌ドームの昨年度決算で、当初想定されていた赤字額がおよそ6億5000万円に達したことを受けて、新たな収入源の開拓などに取り組まなくてはいけないと述べました。 ファイターズの移転で大きな収入の柱を失った札幌ドームは、新たな収入源としてドーム内を暗幕で仕切って規模を半分にする「新モード」を販売。 また、ネーミングライツを発売しましたが応募はなく、収支の改善には至りませんでした。 秋元市長は3年後に豊平区にオープン予定のアクセスサッポロの後継施設や、建設が検討されている新月寒体育館など、札幌ドームと似たような集客機能を持つ施設の運営団体を一本化するなどして、イベント誘致の営業力を強化したい考えを示しました。 札幌市 秋元克広市長 「(利用希望者に対して)札幌市として一貫性がないということになりかねませんので、どうエリアをマネジメントしていくのか考えていかなくてはならない」 札幌ドームは21日に株主総会を開き、経営状況を報告します。
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