パパから交際相手へ発展、パパ活女子を魅了「好きP」と呼ばれる“おじ”の納得の共通点とは
’23年夏。男性から恋愛感情を利用して現金をだまし取った疑いで“頂き女子りりちゃん”と呼ばれた、いわゆるパパ活を行っていた女性が逮捕された。 【もう、見えそう……!】すごい! 砂浜で胸元まで大胆に露出した沢尻エリカ “頂き女子”とは、パパ活をさらに悪質にしたもの。男性の恋愛感情を利用し、現金を“頂く”。パパ活女子と大差ないように思えるが、頂き女子の場合はその中に多くの“ウソ”が入る。 それでもなぜ、頂き女子にだまされてしまうのか。それは、仮にウソだとわかっていても、好意を寄せられると信じて疑わないからだ。 ◆“好きぴ”ならぬ“好きP”の存在 「今日は好きPとデートだから全然つらくない」 パパ活女子が好意を寄せる男性(パパ)のことを、「好きピ(若い女性が意中の男性を表す言葉)」ならぬ「好きP」と呼ぶ。私が出会ったパパ活女子は、複数の男性とパパ活をしていたが、その扱いは両者に天と地の差があった。 話を聞いていくと、そもそも「好きP」と呼ばれる存在を作る多くのパパ活女子たちは、パパ活を副業としていて、すべての時間をパパ活にフルベットしていない。つまり、パパ活初心者ではないものの、決して“プロ”ではない、中核層の存在だということに気が付いた。 「好きPとは外で手もつなぐし、自分からスキンシップだってとる。年上との疑似恋愛を楽しんでいる感じ。クソおじとは一緒に歩くのもイヤだから、絶対に手なんてつながない」 「好きP」は別格であり、きちんと“お手当(パパ活をする女性への対価)”を継続してくれるなら、本当に付き合ってもいいとさえ話す彼女。 しかし、パパ活女子の多くが嫌う、身体の関係を強要したり、交際や旅行を打診したりする「クソおじ」については、いかに金を引っぱれるか、自分に依存させるかだけを考え、そしてそんな彼らはATMでしかないと、嫌悪感たっぷりに話す。 彼女たちが“パパ”に許すボーダーラインは等しくない。それは当然のことである。 パパ活で出会って付き合う。まさに、パパにとって理想の最終着地点のように思うが、彼女らが心を許す「好きP」とは一体どんな存在なのか。