9月、青森県六戸町で3人が亡くなり4人がけがをした交通事故。再発防止に向けて事故現場で調査が行われました。 【工藤麻衣記者】 「100メートル以上前から減速を促す表示がひかれたばかりの交差点で、先月7人が死傷する事故がありました」 警察や町の関係者による現場診断が行われたのは、六戸町犬落瀬の十字路交差点です。この交差点では、今回の事故の後すぐに「止まれ」の標識が追加されました。 警察によりますと、9月23日の事故を含め、この交差点では直近3年間で人身事故が13件起きています。 【通目木町内会　畠山勝志会長】 「やっぱりベストはね、赤色灯とか、信号を付けるのがベストだと思う」 「急に上北道が通ったら大型車がバンバン来て、あれが知らないで来れば、そこで止まれないですからね。冬場はもううちらでさえも、気を付けないとここで止まれないです」 参加者からは、上北道の開通による交通量の増加から信号機の設置を求める声や、下り坂であることから冬場の安全性について指摘もあり、さらなる対策が求められています。 警察は、週末にもこの交差点の先に見える信号機を見えないようにする対策を講じるほか、町は10月中に赤色灯を設置する予定です。 【十和田警察署　高橋肇署長】 「参考になる意見を非常にいただきましたので、総合的にこのような事故がないように、もう二度とないように最善の方法を考えていきたい」 警察庁によりますと、9月21日から30日までの秋の全国交通安全運動期間に県内の交通事故で亡くなったのは7人で、全国ワーストとなっています。