新入幕を果たし、結婚を発表した時疾風

　大相撲夏場所（５月１２日初日、両国国技館）での新入幕が決まった時疾風（時津風）が３０日、都内の部屋で会見を行い、結婚を報告した。 【写真】番付発表時はキリリな時疾風 　お相手は長崎県出身で、介護職に就く１歳年下の志織さん。「３年前の九州場所」で観戦に訪れていた時に、時疾風が一目ぼれした。猛アプローチを経て、昨年のクリスマスイブに自宅で「結婚してください」とシンプルな言葉でプロポーズ。語呂合わせで“出発の日”にあたる４月８日に婚姻届を提出し、ゴールインした。 　時疾風いわく「すごい顔がかわいい。真がしっかりしている人」。場所中も力強い言葉で背中を押してくれる存在で、幕下時代も常に隣で支えてくれた。７勝７敗で迎えた先場所の千秋楽。「けがしないように。いつも通りやれば大丈夫だよ」と力強いエールをもらい、新入幕をたぐり寄せる大きな１勝を挙げることができたという。 　現在は同居し、志織さんが「食事」を、時疾風が趣味でもある「掃除」を担当している。料理上手で「全部おいしい」が、その中でもお気に入りはみそ汁。「みそもおいしいものを使っている。最近はなすを入れてくれたり、なめことか」と満面の笑みを見せた。 　報道陣から飛ぶ愛妻に関する質問に、会見中もにやけが止まらない時疾風。２７年ぶりとなる宮城県出身の新入幕力士として迎える夏場所へ「もっと頑張らないといけない。２ケタ勝って、技能賞を取りたい」と意気込んだ。