免許証を返納した父は、新しい移動手段として電動アシスト自転車の購入を検討しているそうです。安く購入できる方法はありますか?
免許返納後の移動手段として、電動アシスト自転車の購入を検討しているものの、通常の自転車よりも高額で、なかなか手が出しづらいと感じている方も多いでしょう。 しかし、自治体の補助金制度を活用したり、購入方法を工夫したりすることで、安く購入できる可能性があります。 今回は、電動アシスト自転車の価格相場や、なるべく安く購入するための方法について解説します。
電動アシスト自転車の相場
電動アシスト自転車の相場は、10万円~15万円程度です。ただし、自転車の性能やバッテリー容量、素材の違いにより価格は変動します。 電動アシスト自転車は、自転車に内蔵している電動モーターのペダルアシストにより、ペダルをこぐ際にかかる負担を軽減してくれる自転車です。免許は不要で、通常の自転車と同様に誰でも乗れます。
電動アシスト自転車を安く購入する方法
電動アシスト自転車は、通常の自転車と比べると高額になる傾向にあります。 しかし、自治体が支援している補助金の活用や購入方法を工夫すれば、電動アシスト自転車を通常よりも安く購入できる可能性もあるようです。 この章では、電動アシスト自転車を少しでも安く購入する方法について解説します。 ■自治体の補助金制度を活用する 自治体によっては、電動アシスト自転車を購入するにあたり補助金をもらえるケースもあります。 例えば、群馬県桐生市では、購入費用の4分の1(上限は1万5000円)が補助金として受け取れます。 対象となる条件は以下の通りです。 ●桐生市内に住所がある方 ●運転免許(原付き免許も可)を持っている方、または運転免許を返納して60日以内に電動アシスト自転車を購入した方 ●市税を滞納していない方 ●過去に電動アシスト自転車の補助金制度を利用していないかつ、同世帯に補助金を受け取った者がいない方 自治体により、補助金の金額や対象となる条件が異なるため、お住まいの自治体が提供する補助金制度の内容を確認してみてください。 ただし、電動アシスト自転車の補助金制度は子育て支援を目的とする自治体も多く、高齢者の場合は要件を満たしていないと対象外になる可能性があるので注意が必要です。 また、電動アシスト自転車の補助金にあてられる自治体の予算が決まっていることから、先着順で急に終了してしまう場合もあるため、申請は早めに行いましょう。 ■旧型モデルや中古を購入する 自治体の補助金制度が受けられない場合や、モデルの新しさにこだわりがなければ、旧型モデルの電動アシスト自転車の購入を検討してみてください。 旧型モデルは型落ちモデルとも呼ばれますが、性能やバッテリー持ちなどは新型モデルとそれほど変わらずに、数万円程度安い価格で購入できます。例年11月~1月ごろにモデルチェンジが行われやすいため、その時期を狙って購入するとお得に手に入れられるでしょう。 また、中古であれば、さらに安い価格で購入できる場合もあります。ただし、バッテリーの劣化による交換費用や部品のメンテナンス費用がかかるケースもあり、かえって割高になる可能性もあるため、注意が必要です。 購入場所は、自転車専門店や中古電動自転車専門店、オンラインショップなどがあります。オンラインショップは、豊富な種類から選べたり、複数店舗から比較できたりする点はメリットですが、実物は確認できません。実際に自転車を試乗して、乗り心地や見た目を確認したい方は、実店舗で購入するとよいでしょう。
補助金制度の活用や購入方法を工夫することで、電動アシスト自転車を安く購入できる
電動アシスト自転車は、自治体の補助金制度を活用したり、旧型モデルや中古のものを購入したりすることで安く購入できます ただし、すべての自治体が電動アシスト自転車の補助金制度を導入しているわけではありません。また、自治体により条件や補助金額も異なります。 もし、補助金制度の利用を検討している方は、住んでいる自治体のホームページを確認してみてください。 出典 桐生市 電動アシスト自転車購入補助金(令和6年度環境都市推進補助金) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部