<青の球春・’24センバツ・山梨学院>選手紹介/1 /山梨
山梨学院が出場を決めた第96回選抜高校野球大会は、18日に開幕を迎える。連覇を目指し、練習に励む選手たちを紹介する。(この連載は佐藤薫が担当します) 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち ◇心技体が急成長 桜田隆誠投手(2年) 昨秋は公式戦全9試合に登板し、関東大会準優勝の原動力となった。吉田洸二監督は「秋以降、短期間で心技体が急成長を遂げた」と目を細める。制球力と緩急をつけた投球で相手打線にすきを与えなかったが、関東大会決勝では疲れから、終盤に連打を浴びた。 この冬は体力強化と筋トレで体づくりに努めた。「秋よりも腰回りが太くなり、調子がいい時の感覚で投げられるようになった」と実感する。「野球を始めた時から甲子園に行きたいと思っていた。練習で培ってきた最高の球を投げたい」と甲子園に思いをはせる。南アルプス市出身。 ◇打者の狙い予測 横山悠捕手(1年) 昨秋から正捕手として試合に臨んだ。捕手としてフットワークの良さが持ち味。先輩投手のリードも「新チームになってどんどん話すようにしていて問題ありません」。打者の仕草から狙いを読むことや配球の組み立てを、普段の練習から意識している。元プロ野球捕手の古田敦也さんの本を読んで研究にも余念がない。 昨秋は打順が固定せず、1、2番やクリーンアップでも起用された。自分では単打を狙うタイプという。冬のトレーニングでは、肩を強くすることと腕を振る力をつけることに重点的に取り込んだ。埼玉県出身。=随時掲載