酒井法子、36年ぶり”令和版”『のリピー音頭』には「勝手にですが、美空ひばりさんを降臨させました」
歌手で女優の酒井法子(53)が15日、さいたま市のホテルで行われた大蓉ホールディングスグループの創立30周年記念式典に出席し、8月に発表した「のりピー音頭(法子バージョン)」を歌唱するとともに、同社へ祝辞を贈った。 ◆酒井法子「のりピーめちゃくちゃ可愛い」【写真】 同曲は1988年、昭和最後の夏に酒井が”のりピー”名義でカセットテープを限定リリース。36年ぶりのレコーディングでは、酒井が和太鼓に挑戦したことでも話題となり「”令和版”のりピー音頭」としてアップデートされた。酒井は歌の前に「さらなる繁栄、飛躍を祈りまして」と力強く和太鼓をたたき始めると、見事な三三七拍子を披露。「は!」と決めると「ピ、ピ、ピ」と軽やかに音頭を歌い上げた。 舞台を降り、囲み取材に応じた酒井は「音頭というものはお祭りや華やかな席に歌わせていただくのが似合う。本当に楽しかった」とニッコリ。和太鼓のアレンジは自身のアイデアだそう。「和太鼓に力出しすぎて、歌い出したらハーハー息が切れてましたね」と苦笑いだった。 音頭の収録前には、1989年に52歳で亡くなった美空ひばりさんの長男でひばりプロの加藤和也社長とラジオの収録で会ったという。VTRでひばりさんの東京ドーム公演を見たそうで収録の際には「勝手にですが、ひばりさんを降臨させました。喜びというか、表現というか。少し拝借したつもりで歌わせていただきました」と明かした。 1987年2月にデビューした酒井はデビュー40周年に向けて「ミッツ・マングローブさんにも『稼ぎ時期よ。ちゃんとやんなさい』とアドバイスいただいた。ちゃんとやりたいです」とはにかんだ。海外公演も、即日完売で追加公演が決定するほどの人気を誇るが「のりピー音頭もきっと、ジャパニーズカルチャーって皆さん楽しんでくださる。楽しんでくれる人がいる限り、やりたい」と今後への意欲を伺わせた。
中日スポーツ