街頭アンケート悪用か、住宅ローン詐取疑いで5回目逮捕 12金融機関で33億円超被害
目的を偽って住宅ローンを申請させ、銀行から融資金をだまし取ったとして、警視庁暴力団対策課は詐欺の疑いで、東京都杉並区和泉の自営業、高根沢直人容疑者(42)ら3人=いずれも同容疑で逮捕=を再逮捕した。3人の逮捕は5回目。暴対課は高根沢容疑者らが平成31年以降、12金融機関から計120人に対する融資金約33億8千万円をだまし取ったとみている。 【イラストでみる】「自分は大丈夫」は危険 変化する詐欺の手口 再逮捕容疑は、共謀して令和4年12月~5年2月、20代男性に不動産投資の目的を隠して住宅ローンを申し込ませ、神奈川県内の金融機関から2890万円をだまし取ったとしている。 暴対課によると、高根沢容疑者らは街頭アンケートで得た連絡先からこの男性に連絡。不正な住宅ローン申請を持ち掛けていた。同課はこの男性も書類送検する方針。これまで、アンケートなどで得たとみられる約6600人分の個人情報のリストが押収されている。