感謝を込め大浴場清掃 登別温泉の 第一滝本館
登別温泉の老舗第一滝本館(登別市登別温泉町)は20日、大浴場を大掃除し、社員がデッキブラシで丹念に床面などを磨き上げた。陣頭指揮した運営統括部長の野村真悟さん(51)は「お客さまと湧き出る湯への感謝を込めた作業です」と話す。 良質な温泉が末永く続くよう、大浴場が完成した1986年から続ける年の瀬の風物詩。 調理師、フロントマンら各部署の社員約30人が法被姿で参加。浴槽の湯をバケツでタイル張りの床面に流して洗剤をまき、男湯約2500平方メートルの床や階段を丁寧に磨いた。 最後は長さ5・5メートル、重さ約10キロのしめ縄を柱に飾り付け、来年の安泰を祈願しながら全員で一本締めをした。 同館には25日~1月4日、1日当たり約900人の予約が入っており、ほぼ満室状態。年末年始は訪日客より国内客のリピーターが多いという。
苫小牧民報