英海軍の哨戒艦スペイ、横須賀基地に寄港 円滑化協定後で初、進む防衛協力
英海軍のリバー級哨戒艦スペイが15日、海上自衛隊横須賀基地(横須賀市)に寄港した。昨年10月に発効した日英円滑化協定後、英艦の日本寄港は初めて。増大する中国の脅威を受け、日英の防衛協力が深化している。 【写真】スペイの艦体にはサーモンの装飾が…なぜ? 2021年就役のスペイは、全長約90・4メートル、全幅約13・5メートル、排水量約3500トン、乗員約60人。姉妹艦のテイマーとともに約5年間の任期で、インド太平洋地域に派遣されている。横須賀寄港は22年11月以来2度目。 27日まで横須賀に滞在し、出港後に海自と共同訓練を予定している。歓迎式典で英国のジュリア・ロングボトム駐日大使は江戸時代初期、徳川家康に仕え、横須賀を領地とした英国人三浦按針(ウィリアム・アダムス)に触れ、「按針には英国と日本が共同訓練を実施する時代が来るなどと想像できただろうか」と流ちょうな日本語で述べ、両国の関係強化を訴えた。
神奈川新聞社