糸根公園 健康遊具設置や園路改修【山陽小野田】
山陽小野田市は、運動を推進するための環境整備として、埴生にある糸根公園でスマイルエイジングパークの整備を進めている。市内4カ所目で、健康遊具の設置やウオーキングコースとなる園路改修に向けて、今年度は整備区域の明確化に取り組む。18日に始まった市議会6月定例会の一般質問で、前田浩司議員(みらい21)の質問に、高橋雅彦建設部次長が答えた。 同公園は、1983年に都市公園として開設。5万6100平方㍍の敷地内に広場やアスレチック、キャンプ場があり、隣接する市青年の家とともに市民の憩いの場として親しまれている。 同パークはスマイルエイジング事業の一環として、既に須恵健康公園、江汐公園、寝太郎公園ゆめ広場に整備。ぶらさがり、ジャンプタッチ、腹筋ベンチなどの健康遊具を設置し、園路を改修している。糸根公園では、青年の家など社会教育施設が立地する区域を一体的に整備する。 2022年度に市民ワークショップでの意見を踏まえた基本計画を策定。23年度に整備手法に関する検討、関係者との協議を行った。駐車場の拡幅、市指定文化財「糸根の松原」の中にある園路改修やコースの拡大、季節体験農場「花の海」につながる通路の設置などを検討している。 今年度は、整備区域の境界確認や用地測量を実施。その後、基本設計と実施設計に着手し、既存施設の解体、体育館や公園の遊具など施設整備を行っていく。 完成時期は未定で、高橋次長は「早期に使用開始できるよう努力する」と述べた。