関東地方は本日梅雨入り!雨の季節に美しいアジサイは実は種類が豊富。その見分け方とは?
2 ノリウツギ
ノリウツギは、育てるのにそれほど手間がかかりません。大きく、トウモロコシのような形をした花をつけ、その色は白であることが多いですが、品種によってはピンクに変化する場合も。また、低木ではなく高い木の形に育つものを選ぶこともできます。 葉は、先述のアジサイに比べると小さく、細長いのが特徴。水はけがよければ、粘土質を含め、あらゆる土壌で育ちます。2.4mほどまで伸びる品種もありますが、通常は1.5m以下。ノリウツギは新しい枝に花をつけるので、剪定は秋か早春に行いましょう。
3 アメリカノリノキ
アナベルとも呼ばれるこのアジサイ属の花は、アメリカ南東部に自生します。葉は薄く、ハート型です。 成長したアメリカノリノキのサイズは、品種により約30cmから2.4mと幅があります。1日4時間は太陽の光が必要ですが、暑い気候では午後は日陰をつくってください。このアジサイ属も新しい枝に花をつけるので、剪定は秋か早春に行いましょう。また、水はけがよければ、粘土質を含め、あらゆる土壌で育ちます。
4 カシワバアジサイ
カシワバアジサイの魅力は数え切れません。まず、オークの葉にも似た大きな葉、トウモロコシのような花、剥がれ落ちる樹皮、それから秋になるとオレンジからバーガンディ色へドラマチックな変化が楽しめる紅葉…。 カシワバアジサイは北アメリカに自生。日陰や部分的に日が当たる環境でも育ちますが、日陰ばかりだとたくさんの花は咲きませんし、とびきり美しい紅葉は期待できません。 日本中どこでも育てることができますが、太陽の光が照りつける暑い夏を過ごせるような地域で、とりわけ多くの花を咲かせてくれます。 湿った、水はけのよい土で育ててください。(ある程度成長した木であれば、多少の乾燥には耐えてくれます。)カシワバアジサイは古い枝に咲くので、できるだけ剪定は避け、本当に必要な場合は、花が散った後に行いましょう。
5 ツルアジサイ
アジアに自生するツルアジサイは他のアジサイ属の植物のように低木ではなく、木やフェンス、パーゴラの柱などをつたうように伸びていきます。 毎日4~6時間は日光にさらされることを好みます。間接光であれば、なおよいですね。成長はゆっくりですが、時間をかけて24mほどまで伸びることもあります。 最初の2~3シーズンは、ツルアジサイがフェンスなどをつたっていくのを、園芸用のヒモや結束バンドを使ってサポートしてあげましょう。次第に自身を支える細い根が育っていきます。剪定は最小限に。ツルアジサイは古い枝に花をつけるため、どうしても剪定をしたい場合に限り、必要な箇所だけに手を入れてください。