霜降り明星せいや「人生を変えたコント」刊行 17年越しの半自伝的小説
霜降り明星せいやの半自伝小説「人生を変えたコント」(ワニブックス)が来月11月25日に刊行される。これは2021年夏より3年以上の月日をかけてせいやが書き上げた作品。自身が高校時代に経験した「ある日、突然はじまったいじめ」と「人生を変えた文劇祭(ぶんげきさい)のコント」について赤裸々に綴る。 【画像】武田鉄矢に扮して博多華丸・大吉を絶賛する霜降り明星せいや この作品は当初「奪われかけた青春をコントで取り返してみた」のタイトルで「読売中高生新聞」に全12回で連載された。せいやが「学生時代の経験をいつか本にしたい。文字に書いて本にして出したい。同じような境遇の人たちに、ひとりでも多くの人たちに、この経験を話したい」という願いを高校時代から抱いていたことから連載終了後、3万字以上の加筆をして完成。せいやにとって17年越しの作品だ。 ■ 霜降り明星せいや コメント 誰もが自分はいじめられないし、自分はいじめとは無縁だと思っている。しかし、いじめは、ある日、小さなことから急に始まる。この本もそういう内容だ。でも、悲しいだけの話ではなく、学校という密閉された空間に1本のコントづくりで対抗し、風穴を開けようとする──そんな少年・イシカワの実話を基に書いた、僕にとって17年越しの半自伝小説です。