“移籍”か“残留”か…今オフのFA有力候補(1)“タイガースの切り札”が他球団へ…?
プロ野球のストーブリーグで大きな話題となるのが、フリーエージェント(FA)戦線だ。昨オフは山﨑福也、山川穂高、西川龍馬の3選手がFA権を行使し、国内移籍を決断した。今年も多くの選手がFA権を保有しており、動向が注視されている。そこで今回は、今オフのFA有力候補を紹介したい。
原口文仁(阪神タイガース)
・投打:右投右打 ・身長/体重:182cm/95kg ・生年月日:1992年3月3日 ・経歴:帝京高 ・ドラフト:2009年ドラフト6位 近年は代打の切り札として存在感を示している原口文仁。さらなる出場機会を求め、国内FA権を行使した。 帝京高から2009年ドラフト6位で阪神タイガースに捕手として入団。プロ入り後は故障に苦しみ、一時は育成契約を経験した。 それでも、2016年に支配下復帰を果たすと、一気にブレイク。同年は107試合に出場し、打率.299、11本塁打、46打点の好成績を収めた。 2018年には82試合の出場で打率.315の好成績をマーク。2019年には大腸がんが発覚し、長い療養生活を強いられたが、同年に不屈の精神力で復活を果たした。 2022年から内野手登録に変更すると、同年はシーズン終盤に中軸を担い、33試合の出場ながら打率.324、2本塁打、10打点を記録した。 2023年以降は代打が主戦場に。今季は52試合に出場し、打率.241、2本塁打、9打点とまずまずの数字を残した。 スタメン出場の機会が増えれば、高いパフォーマンスを発揮する可能性が高いだけに、他球団も注目の存在になるだろう。
ベースボールチャンネル編集部