エフフォーリアの全妹ジョスランが快勝 横山武史「僕にとって縁ある血統の馬」【中山5R・2歳新馬】
21日の中山5R・2歳新馬(芝内1800メートル)は、2021年の年度代表馬エフフォーリアを全兄に持つエピファネイア産駒ジョスラン(牝・鹿戸)が、兄の主戦でもあった横山武史を背に勝利した。勝ち時計は1分51秒2(良)。 1番人気のワスカルはダッシュがつかず後方からの競馬。対照的に2番人気のジョスランは好ダッシュからハナに立ち、1000メートル通過64秒9のマイペースに持ち込んだ。抜群の手応えで迎えた直線でも後続を寄せ付けず、悠々と2馬身半差をつけて押し切る完勝劇。 22日に26歳の誕生日を迎える横山武は「僕にとっての縁ある血統の馬で新馬戦を勝つことができて、すごくうれしいです。逃げるプランは正直なかったんですけれども、二の脚が想像以上に速くて、いいスピードを持っていて。この子のリズムを優先した結果、結果的にこのポジションになりました。この兄弟にしては切れる脚を使えそうな雰囲気ですし、先々が楽しみですね」と想定外の展開にも対応したパートナーを高く評価した。 管理する鹿戸調教師も「思った以上に強い競馬で、まだ緩いところがあるので少し心配でしたけど、能力で勝ってくれました。武史も上手にリズム良く走ってくれたのもよかったと思います」と笑顔。今後については「体形を見る限りではまだまだ距離は持ちそうなタイプですけど、性格が真面目なので、もう少しリラックスしてくれれば…とは思っています。大きいところへ行ってみたいですね」と力強く締めくくった。
東スポ競馬編集部