インタビューに応じる国民民主党の玉木雄一郎代表＝11日午前、国会内（春名中撮影）

国民民主党の玉木雄一郎代表が産経新聞などのインタビューに応じ、衆院選（15日公示、27日投開票）で訴える政策や戦略などについて語った。主なやりとりは以下の通り。 【画像】次期衆院選での「政党議席予測」（5月27日時点） ――衆院選の争点は 「公約で掲げた手取りを増やす経済政策を進めたいが、その大前提として『政治とカネ』の問題は国民に問わざるを得ない。国民が汗水流して働いて納めた税金をどう使うか。その使い道を決める権限を自民党に与えたままでいいのか、これが最大の争点だ。その上で、手取りを増やすために（時代遅れの）『ゾンビ税制』を廃止し、働いて豊かになる日本に変えていきたい」 ――石破茂政権にどう臨むのか 「石破政権は自民党を変えることを期待されて誕生したが、自民党を変える前に自身が変わってしまった。政治不信の払拭を期待された首相が、新たな政治不信を生み出しつつある。石破さんなら変えてくれると思ったが、『石破茂、お前もか！』だった。結局、自民党は誰がトップになっても変わらない。だから衆院選で変えなければならない」 ――獲得議席数の目標は 「令和3年衆院選で獲得した11議席は最低限押さえなければならない。理想を言えば、衆院に法案を単独で提出できる21議席に近づけていくことが目標だ」 ――重点選挙区は 「首都東京での議席獲得は悲願だ。確かな手応えを感じており、何としても東京で1議席獲得したい。半分は比例代表だと考えている。今回、北海道から九州まで全ブロックに候補者を擁立した。インターネット戦略も重視し、小選挙区に候補者がいなくても、比例代表には『国民民主党』と書いてもらえる運動を展開したい」（深津響）