「見ていなよ。ナカタの役割も出てくるから」ラツィオ会長、鎌田大地へ信頼を強調もまさかの“失言”
「乗り越えるから見ていなよ」
鎌田大地が所属するラツィオの会長が思わぬ失言をしてしまった。 イタリア『tg24』が報じたところによると、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は1月9日、チームの現状などを話すなかで鎌田にも言及。ところが、名前を間違えてしまったという。 【動画】エンポリ戦、イタリア代表MFからパスをもらえなかった鎌田。ゴール後も喜ばず 報道によれば、ロティート会長は夏の新戦力について、マテオ・ゲンドゥジやタティ・カステジャノス、ニコロ・ロベッラといった選手たちを自身が獲得してきたと強調。そして続けて、「見ていなよ。ナカタの役割も出てくるから」と口にした。 もちろん、ナカタといえば中田英寿を思い浮かべる人が多いだろう。ラツィオと同じ街を拠点とするローマで日本人初のスクデット獲得(セリエA優勝)を達成したレジェンドだ。その功績から、ローマの街において日本人サッカー選手といえばまず名前が出てくる存在と言えるかもしれない。 tg24は、ロティート会長の発言に「悪意はない」と報じた。周知のように、鎌田は加入してから期待されたようなインパクトを残せておらず、非難する声もある。だが、批判的な思いから会長が名前を間違えたというわけではないだろう。 むしろ、ロティート会長は「今は適応期間にあるが、乗り越えるから見ていなよ」とも述べた。周囲との連係の問題が指摘され、マウリツィオ・サッリ監督からも内向的な性格について言及があった鎌田だが、クラブのトップは今後の巻き返しを信じているという。 厳しいシーズン前半戦を余儀なくされたなか、後半戦で評価を一変させ、「ラツィオのカマダ」の存在感を高めることができるだろうか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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