テスラ、四半期の納車台数に注目集まる-EV需要減退で暗い節目にも
(ブルームバーグ): 電気自動車(EV)メーカーの米テスラが暗い節目を迎えるかもしれない。EV需要の減退と金利上昇が販売に打撃を与えている。
アナリストらは1-3月(第1四半期)が終わりに近づくにつれ、テスラが今週発表する四半期納車台数の予測を急速に引き下げた。ウォール街では、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)初期以来のテスラの販売減少に身構える向きもある。
ブルームバーグが調査したアナリストの平均予想では、テスラの1-3月期の納車台数は45万3946台。これは昨年10-12月(第4四半期)比で6%余り減少することになる。例年10-12月期は1年のうち最良の販売台数となる傾向がある。
市場が注視しているのは2023年1-3月期の42万2875台を上回り、20年4-6月(第2四半期)以来の前年同期比での減少を回避できるかどうかだ。
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原題:Tesla Has Wall Street Worried About Quarterly Vehicle Deliveries (抜粋)
--取材協力:Esha Dey、Craig Trudell.
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Dana Hull