大阪「みさき公園」臨時休園期間を23日まで延長 3月末に閉園
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、先月29日から臨時休園している大阪府岬町で遊園地と動物園を併設する「みさき公園」を運営する南海電鉄は16日、休園期間を23日まで延長すると発表した。同園は3月末の南海電鉄の運営撤退をもって閉園する予定。 【映像】「みさき公園」南海撤退とともに運営終了へ 後継事業者実現ならず
24日以降の営業については状況を見ながら判断
発表によると、同園は先月29日から今月17日まで臨時休園を行う予定だったが、新型コロナウイルスによる現在の情勢を鑑みて検討の結果、今月23日まで臨時休園期間を延長することにしたという。 また、24日以降の営業については、再び状況を見ながら判断し、同園の公式サイトなどで周知していくとしている。
今年3月末で営業終了、閉園が決まっている
同園は1957年に開園。動物園と遊園地を併設しており、みさき公園駅のある南海本線沿線の大阪府内のファミリー層を中心に人気を集め、和歌山県からの来園者も多かった。 しかし、近年、年間来場者数の減少傾向が続き、昨年3月に南海電鉄が運営撤退を決定。後継企業を探していたが叶わず、今年3月末をもって営業を終了し、閉園することが決まっている。
園内で展示予定だった歴史写真の一部をネットで公開へ
同園では、63年にわたる営業の感謝を込め、閉園までの間に様々な「卒園イベント」を企画していたが、今回の新型コロナウイルスの影響により、中止となっている。 しかし、園内での展示を予定していた写真展「卒園展~みさき公園63年間の あゆみ~」については、写真の一部を抜粋し「みさき公園の卒園式」特設サイトで公開するという。この写真の公開は17日午前10時からとなっている。
従業員は日々、営業再開に向け準備している
同園の関係者は、休園時も日々、遊具のメンテナンス作業など営業再開に向けて準備作業を進めている。ある関係者は「残り僅かの期間でも、再開園できることを願っています」と話していた。