【米大統領選2024】 トランプ候補の集会で登壇者がプエルトリコ中傷 プエルトリコ系住民の感想は
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11月5日のアメリカ大統領選に向けて共和党候補のドナルド・トランプ前大統領は27日夜、出身地ニューヨークで大規模な支援者集会を開いた。その中で登壇したコメディアンが、プエルトリコを「海に浮かぶごみの島」と呼んだため、共和党内からも批判の声が上がっている。ニューヨークをはじめ、トランプ候補が在住するフロリダ州など、アメリカ各地にはプエルトリコにルーツのある有権者が大勢いる。 集会では、トランプ候補の前座としてコメディアンのトニー・ヒンチクリフ氏が登壇。人種差別的なステレオタイプを題材に聴衆を笑わせようとする中で、「知ってるかどうか知らないけど、いま海のど真ん中に文字通り、浮かぶごみの島がある。プエルトリコって言うんだと思う」と発言した。 米領プエルトリコの住民はアメリカ大統領選で投票することはできないが、アメリカ国内にはプエルトリコ移民とその子孫が大勢おり、選挙権をもつ。 ヒンチクリフ氏はさらに、ラテン系の人たちは「赤ちゃんをつくるのが大好き」とも述べた。 これを受けてBBCは、大統領選の勝敗を決める可能性のある激戦州ペンシルヴェニア州などで、プエルトリコ系の住民に話を聞いた。
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