阪神梅田本店 建て替え1期棟が開業「スナックパーク」復活
阪神梅田本店 建て替え1期棟が開業「スナックパーク」復活 報告:岡本ゆか 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
2015年から建て替え工事が進められている阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)が1日午前、1期棟をオープンした。これにより、同百貨店地下の名物立ち食いスポットとして親しまれていた「スナックーパーク」が復活。オープン直後から多くの人でにぎわいをみせていた。 【拡大写真と動画】2015年に惜しまれつつ閉店した阪神地下「スナックパーク」の様子
スナックパーク利用客「ここで食べるからうまい」
1期棟は地下3階、地上13階建てで、同梅田本店は地下1階から地上9階。売り場の延べ床面積は約2万7千平方メートルとなっている。同日午前10時オープンの予定だったが、行列ができていたため5分早めてのオープンとなった。入り口ではスタッフがハイタッチとトランペットの生演奏、大道芸人がパントマイムを披露し、新たな開店をもりあげた。 地下1階には、2015年2月に惜しまれつつ長年の歴史に幕を閉じた「スナックパーク」が復活した。名物となっている「いか焼き」や「ちょぼ焼き」の店舗をはじめ「カドヤ食堂」「道頓堀赤鬼」といった大阪で人気の店舗も加わり、合わせて13店舗で再出発を図った形となり、オープンから多くの客でにぎわいをみせた。 営業仕事の途中で立ち寄ったという会社員の男性(45)は「いか焼きをならんで買いました。スナックパークで食べるからうまいんですよね」と笑顔で話していた。
建て替え総投資額は530億円
地上には毎日約400種類のワインを試飲できるリカーマルシェや、1か月あたり約30のベーカリーから毎日15種類がそろうという、百貨店では珍しい食パンセレクトショップなどがあるパンマルシェもオープンした。 このオープンのため、同百貨店では5月29日から同31日までの3日間にわたり臨時休業した。これまで営業していた売り場は今月から解体工事に入り2期棟として建て替えが進められる。 総投資額は530億円を見込んでおり、2021年秋に全面開業を迎える予定となっている。