<ブギウギ>近藤芳正“山下”&黒田有“坂口”コンビにほっこり ラブレター代読シーンにあふれる愛嬌
趣里がヒロインを務める連続テレビ小説「ブギウギ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。1月26日放送の第81回では、スズ子(趣里)の“応援団”ともいうべき人々の愛すべきキャラクターが存分に描かれ注目を集めた。(以下、ネタバレがあります) 【写真】隙を見せない強烈キャラ!小雪“村山トミ” ■トミ激怒 動いたのは… 「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」などの名曲で知られる昭和の大スター・笠置シヅ子をモデルにしたオリジナル作品。戦後の人々に生きる活力を与えた歌手・福来スズ子の波瀾(はらん)万丈の人生の物語だ。第17週「ほんまに離れとうない」では、愛助(水上恒司)の病状悪化とスズ子の妊娠が描かれている。 スズ子の妊娠が発覚し、愛助の母・トミ(小雪)は大激怒。第81回では、2人の結婚を許してもらうため、愛助の親代わりでスズ子のマネジャー・山下(近藤芳正)が大阪へ向かった。だが、トミは、古い付き合いの山下の説得にも態度を軟化させることはなかった。一方、東京ではスズ子の出産に向けて仲間たちが態勢を整えていった。 ■山下「どうか、信じたってください」 トミに土下座までして「あの2人は無責任やありません!」「どうか、信じたってください」と必死で訴えた山下は、東京に戻ると愛助から預かった手紙を代読。「ああ、スズ子さん、僕のスズ子さん!あなたは僕の、生きる希望です。その希望がもう一人増えるかと思うと、こんな病気も吹き飛んでいきそうです!」と身振り手振りを交え、愛助になりきって愛嬌(あいきょう)たっぷりに思いを伝えた。そんな山下と、やや冷めた目で見る坂口(黒田有)との対比も面白い。 とはいえ坂口も今や、スズ子と愛助の応援団のひとり。3カ月後に舞台出演を控えたスズ子が産婦人科医に診察を受けるシーンでは、山下と坂口もいても立ってもいられなかったのか一緒に診察室へ。医師が「僕が全責任を持って本番まで福来さんを診ます」と出演にGOサインを出すのを見て顔を見合わせて喜ぶなど、近頃は山下と坂口がコンビと言っていいぐらい仲良く登場し、コミカルなやり取りを披露している。 そして羽鳥(草なぎ剛)と麻里の夫婦も、スズ子を温かく見守っている。スズ子の妊娠を聞き、羽鳥は「本当にめでたいねぇ」とうれしそう。一方、麻里は「3人産んだ私が全力でスズ子さんの面倒を見るわ」とスズ子のサポートを約束した。 ■「なんてあたたかい世界!」応援団にほっこり 結婚の許しを得る前の妊娠という事態に戸惑いながらも、全力でスズ子と愛助を支えようとする周囲の人々。その温かさにほっこりすると同時に、本作で繰り返し描かれている「血のつながりがなくても家族のような存在になれる」というメッセージもあらためて思わずにいられない。 視聴者からも「なんてあたたかい世界!」「坂口さんも山下さんもみんなスズ子の味方になっていくこと自体が、スズ子の人となりをあらわしてるんだよなぁ」「麻里さんの存在が心強い!」の声が上がるなど、注目が集まった。 特に、村山興業の元先輩・後輩でもある山下と坂口は「このコンビ良すぎる」「すぐ山下さんに相談する坂口さんたまらなくかわいいんだが」「山下坂口コンビのシーンに癒やされる」と人気。山下の“ラブレター代読”にも「山下さんなんで代読してるのww」「山下さんが全力でくさい芝居しててウケた」「山下さんかわいすぎ」といった声が上がっていた。 ※「草なぎ剛」のなぎは、弓へんに前の旧字体その下に刀が正式表記