阪神・オリックスの優勝記念パレード 1300万円の黒字 パレード費用は6.4億円 初のダブルパレードで100万人が沿道集結
プロ野球・阪神とオリックスの優勝記念パレードが、約1300万円の黒字となったことがわかりました。 大阪府や兵庫県などでつくる実行委員会によりますと、去年11月に行われた阪神とオリックスの優勝記念パレードの実施費用は約6億4000万円で、パレードで使われた車両や演出に約1億3000万円、警備に関係して約4億1000万円の費用がかかったということです。 一方、収入は6億5300万円で、企業の協賛金と寄付金が約5億3100万円、クラウドファンディングが約1億円で、約1300万円の黒字になったということです。黒字分は約1800万円を負担した1970年大阪万博の収益を基に文化活動などに取り組む関西・大阪21世紀協会に戻す形になったということです。
今回のパレードでは主催者発表で延べ100万人が沿道に駆け付けた一方で、職員が「ボランティア」で参加した大阪府と大阪市に対し、公務扱いで出勤となった兵庫県と神戸市で対応が分かれ、批判も出ました。 大阪府の吉村知事は「公費を投入せずにやるということは、なかなか難しいことで、いろんな批判もあったが、パレードをやってよかった」と振り返りました。