海野翔太（下）を攻めるジャック・ベリー

　「プロレス・新日本」（６日、大田区総合体育館） 　春恒例のシングルトーナメント「ＮＥＷ　ＪＡＰＡＮ　ＣＵＰ　２０２４」が開幕し、１回戦３試合が行われた。 【写真】完全にグロッギー　リングの大の字状態の海野翔太 　海野翔太対ジャック・ペリーは、ハウス・オブ・トーチャー（ＨＯＴ）が乱入して成田蓮が海野をプッシュアップボードで殴打し、フェースバスターで追い打ち。ペリーが走り込んでの膝蹴りで海野を沈めた。 　ペリーはＥＶＩＬが差し出したＨＯＴのＴシャツを受け取って着用し、ＨＯＴ入り。海野は「ジャック・ペリー、たまたまＨＯＴのおかげで勝てたようなもんだろう。絶対にやり返すからなこの野郎！」と、怒りが収まらなかった。 　ＹＯＳＨＩ－ＨＡＳＨＩ対ＫＥＮＴＡは、ＹＯＳＨＩ－ＨＡＳＨＩが頂狩でＫＥＮＴＡを押さえ込んで３カウント。ＹＯＳＨＩ－ＨＡＳＨＩは「このリング上、この光景が全てだから。勝ったのは俺だし、お前よりイケてたのも俺だろ」と勝ち誇り、試合後、バレットクラブのＫＥＮＴＡがケイオスの自分の握手にいったんは応じたことを「アイツはどっちつかずみたいな感じで、迷ってると思うよ」と指摘し、「ケイオスは大きく変化するかもしれない」と予告した。この日は第３試合の８人タッグマッチで、ストロングスタイルを解散したエル・デスペラードがケイオスの石井智宏の握手に応じている。 　矢野通対高橋裕二郎は、場外フェンスに手錠でつながれ、あわやリングアウト負けを喫しそうになった矢野だが、脱出すると渡辺大星リングアナウンサーを拉致。高橋の両腕を渡辺リングアナの体に巻き付けて手錠を掛け、逆にリングアウト勝ちをせしめた。矢野は「ボクは誰も巻き込みたくないのに、ゴメンナサイ！」と、心にもなさそうなコメントを残した。