“家庭菜園”シーズン到来 高値の野菜 お得で簡単に育てられるのは…“ミニトマト”100個収穫 使い道いろいろ“万能ハーブ” 「店で買う気がしない」
UHB 北海道文化放送
暖かくなり家庭菜園のシーズンが到来です。 野菜の高騰が続く中、自分で育てて家計の足しにという方もいらっしゃるのでは。 お得で、比較的簡単に育てられるものを取材しました。 家庭菜園の季節を待ちかねたかのように、大勢の人が訪れている札幌市豊平区の「豊平公園緑のセンター」では「ハーブと野菜展」が開催されています。 みなさん、お目当ての苗は。 「トマト、キュウリ、ピーマン、パプリカ、ナス。苗をひとつ買っておけば、いくつでも採れる」(野菜の苗を買いに来た人) 「バジルは少しの量で何百円もするが、自分で育てたらどんどん出てくる」(野菜の苗を買いに来た人) 「家で野菜が採れる間は買う気がしない」(野菜の苗を買いに来た人)
野菜高騰の折、家で育ててお得なものは? 【おすすめ野菜1 たっぷり収穫 家計の味方】 「家で育てて、たくさん収穫できるのはミニトマトが一番おすすめ。1本から枝をのばして、花が咲いた状態が上の方に行くにつれて実もどんどんなっていく。それが何度もできるので、10個ずつなったとしても10段できれば100個採れる」(札幌市公園緑化協会 畠山 幸子さん) 枝の数が多すぎると実が小さくなったり、味が薄くなったりするといいます。 のばす枝は1~2本にして、他の枝は切るのがいいということです。 さらに…。 「ナスも苗がのびて、花が上の方に咲き移っていく。ひとつひとつ下から実がなるので、畑で育てると20個採る人もいる」(札幌市公園緑化協会 畠山 幸子さん) 育てる上での注意点は…。 「ナスはすごく水を吸う。乾燥した状態で育てると皮がすごく硬くなるので、水をたくさんあげてほしい」(札幌市公園緑化協会 畠山 幸子さん)
【おすすめ野菜2 便利! 使い方いろいろ】 「ハーブは食用やお茶の他に、『コンパニオンプランツ』として他の野菜と一緒に植えると、野菜がよく育つといったものもある」(札幌市公園緑化協会 畠山 幸子さん) 「コンパニオンプランツ」とは、他の野菜と一緒に植えると害虫を防いだり、生育を助けて味を良くしたりするなどの効果をもたらす植物です。 特にハーブには、その効果を持つものが多いといいます。 「チャイブはネギの仲間で、切るとネギの香りがする。トマト、キュウリ、ピーマンなどが成長するのを助けてくれる。刻んでスープに入れると、きれいな彩りになる。ソーメンなどの付け合わせとして、麺つゆに入れてネギのような感覚で使える」(札幌市公園緑化協会 畠山 幸子さん) セージはフライパンで軽く炒め、その香りのついた油で豚肉を焼くと、風味の効いたポークソテーが簡単に作れます。 「セージはキャベツやブロッコリーと相性がいい」(札幌市公園緑化協会 畠山 幸子さん) 【おすすめ野菜3 温暖化? 北海道でも栽培が】 「パプリカはすごく厚くて大きいし、色づくまで暑い日が続かないといけない。今までは栽培しにくかったが、北海道でも苗が出回るようになっている。育てやすいように小さい種類もある。ピンポン玉より少し大きいぐらいで、1株から10個ぐらい採れる」(札幌市公園緑化協会 畠山 幸子さん) 野菜が高いとお悩みのあなた。自分で育てて収穫するのも、選択肢に加えてみては?
UHB 北海道文化放送
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