JR東日本の発車メロディ変更に「悲しい」「結構好き」と賛否 横浜、新宿、東京と次々に...その理由とは
JR東日本の東京駅で、ホームの発車メロディが変更されていると、X上で驚く声が相次いでいる。 【写真】新宿駅でもXで議論になった 最近は、横浜駅や新宿駅など首都圏の駅で、発車メロディが変更され、賛否両論になっている。なぜ親しまれている曲を変えたのか、JR東日本に話を聞いた。 ■以前の曲は、「ドリームパーク」などと親しまれていたが... パイプオルガンを鳴らすかのように、通勤・通学客であふれるホームに、瑞々しいメロディが流れる。一方、別のホームでは、琴を鳴らすようなしっとりとしたメロディだ。 東京駅では2024年10月31日、各ホームの発車メロディが変わっていたと、それらを録音した動画が次々にXで投稿された。 事前の予告なくいきなり変更されたため、驚く声が多かった。また、以前の曲は、「ドリームパーク」などと呼ばれ、親しまれていただけに、聞けなくなっているとして、残念がる声も相次いだ。 「いつも聞いていただけあって悲しい」「なんだこれと思った」などと書き込まれ、「元に戻してほしい」「まだ発車ベルにした方がマシ」と厳しい批判もあった。 その一方で、「悪くないかも」「おしゃれで結構好き」「すぐ慣れると思う」とプラスに評価する向きもあって、様々な意見が出ている。 首都圏のJR各線では、10月に入って、横浜駅を手始めに、続いて、新宿駅でも発車メロディが変わったと、Xなどで報告された。いずれも事前の予告がなかったため、東京駅と同様に驚く声が出ていた。 もっとも、地元ゆかりの曲に変更されるときは、JR東日本も事前に発表している。 JR武蔵溝ノ口駅では、地元の音楽大学を卒業した歌手の平原綾香さんのデビュー曲「Jupiter」に7月1日から発車メロディが変わるとされたほか、JR藤沢駅では、「藤沢市歌」に10月1日から変更されると告知された。
「放送設備の更新などにより不定期に変更がされている」
事前の予告がなかった東京駅などについて、JR東日本の広報担当者は11月1日、J-CASTニュースの取材に対し、横浜駅は10月9日、新宿駅は24日、東京駅は31日から、それぞれ発車メロディを変更したことを明らかにした。 発車メロディの種類は、駅によって異なるとし、各駅ともホームの番線ごとに曲が違っていると説明した。発車メロディに曲名はなく、管理名称を付けて区別をしているとしたうえで、「作曲家などその他の詳細につきまして本日時点では公表の予定はありません」とした。 では、なぜ発車メロディを変更したのか。 その理由については、「発車メロディは放送設備の更新などにより不定期に変更がされており、今回につきましてはご記載の駅が対象でした」と説明した。 地元にゆかりのある曲を使用する場合もあるが、一体どのようなコンセプトでメロディ変更を行っているのか。 この点については、「弊社の他の駅にて不定期に変更を行う際と同様であり、社内で多面的に検討を行い決定をしております」としている。 (J-CASTニュース編集部 野口博之)