アーセナルで大活躍もフランス代表ではポジション掴めず…サリバについてデシャン「あまり好きではないことも」|国際親善試合
フランス代表のディディエ・デシャン監督は、DFウィリアム・サリバの状況について言及した。 昨シーズンからアーセナルのトップチームに本格的に合流したサリバ。するとプレミアリーグ開幕から負傷離脱を強いられるまで27試合に先発し、優勝争いを演じたチームで欠かせない存在に。同シーズンのPFA年間ベストイレブンにも選出された。今季も開幕から全試合にフル出場し、優勝を目指すアーセナルを支えている。 そんな23歳DFだが、2022年3月にデビューを飾ったフランス代表では定位置を確保できず。2022年ワールドカップは27分間の出場のみ、昨年11月の活動では2試合に出場したが、23日のドイツ代表戦では再びベンチに座っている。 26日にチリ代表との国際親善試合を戦うフランス代表だが、デシャン監督は会見でサリバについて言及。これまで12キャップにとどまっている理由を説明した。 「彼は良いシーズンを送っているが、私があまり好きではないこともやっている。フランス代表として出場時間が限られているが、彼がプレーした時に必ずしもうまくいくとは限らない。現時点のヒエラルキーは彼に有利ではない。だが、彼はここに呼ばれている。ダヨ・ウパメカノには出場時間があったが、ウィリアムはおそらくそれよりも少ないだろう」 「特定の選手には、粘り強く取り組むようにしている。自信や小さな障害が大きな変化をもたらすかもしれないからね。何の心配もない選手もいれば、ゲームタイムが必要な選手もいるんだ。ウィリアムの出場時間は少ないため、完全に落ち着くことはできないだろう」 なおフランス『GGFN』は、サリバは今夏開催されるEURO2024にも招集される可能性は高いとしつつ「先発の座を獲得するのはたしかに困難な仕事だ」との見解を示している。