中山忍、姉・美穂さん出演予定ドラマに急きょ出演 フジが経緯説明「同じ作品に最後にご出演したいという強い希望を」
フジテレビドラマ制作部の北野拓氏
俳優の中山忍が、今月6日に死去した姉・美穂さん出演予定のフジテレビ系2025年1月期ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』の第5話(2月6日放送)に出演する。経緯についてフジテレビドラマ制作部の北野拓氏が明かしている。 【写真】「美人姉妹」 中山忍&中山美穂さんの超貴重な姉妹2ショット 同ドラマは香取慎吾が11年ぶりにフジテレビ制作の連続ドラマで主演の完全オリジナルドラマ。主人公・大森一平(香取)が選挙当選のためのイメージアップを狙い、シングルファーザーの義弟とその子どもたちと暮らすことに。そのなかで家族の問題と真剣に向き合い、やがて本気で社会をも変えようと立ち上がるというストーリー。 美穂さんは第5話に主人公・大森一平(香取)の義弟・小原正助(志尊淳)が保育士として働く保育園の園長・園田美奈子役として出演予定だった。今回の逝去を受け、急きょ美穂さんの役柄を引き継ぐ形で、新しい園長・鮫島ふみ役を作り、遺族である中山と所属事務所と話し合いを重ね、今回の出演が決定した。 プロデュースを務める北野氏は「当初、第5話では中山美穂さんが演じる保育園の園長・園田美奈子役が物語の中心となる脚本で準備を進めておりました。現場でも積極的にアイデアを出してくださり、主演の香取慎吾さんとの久しぶりの共演も楽しみにされていて、このドラマへの強い思いを感じておりました。この度のご訃報に触れ、スタッフ一同、本当に残念でなりません。謹んで哀悼の意を表します」と現場での様子を明かすとともに追悼。 中山の代役出演について「急きょ、一部脚本を作り直し、中山美穂さんの役柄を引き継ぐ形で、新しい園長として着任する鮫島ふみ役を作ることになりました。そのタイミングで、中山忍さんご本人と所属事務所とお話をさせて頂く機会があり、中山忍さんがお姉さまである中山美穂さんと同じ作品に最後にご出演したいという強い希望をお持ちになっていることを伺い、そのご意志を尊重させて頂きたいと思い、今回、お引き受け頂くことになりました」と説明している。 なお美穂さんの11月末に撮影済みの第1話(1月9日)と3話(1月23日)のシーンについては予定通り出演・放送することとなっている。
ENCOUNT編集部