横浜駅きた西口直結の高層複合施設で内覧会 商業エリア20日開業 新ビジネス拠点に
相模鉄道グループの相鉄アーバンクリエイツと東急は11日、横浜駅きた西口に直結する複合施設「THE YOKOHAMA FRONT(ザ ヨコハマ フロント)」で内覧会を開催した。飲食店やホテル、シェアオフィスなどの商業エリアが20日に開業。国際色豊かな横浜の玄関口として、海外からのビジネス滞在などを想定している。 同施設は高さ約178メートルで、地上43階、地下2階の高層ビル。1~4階に飲食店などが入居し、4階と6~12階に「相鉄ホテルズ ザ・スプラジール 横浜」がオープンする。 最上階ではシェアオフィス「Vlag yokohama(フラグ ヨコハマ)」が開業。1人月額3万3千円から利用でき、運営する東急の開発第二グループ横浜都心担当の横内稔充課長は新たなビジネス拠点にするため「個人と個人、企業がつながる仕掛けを考えている」と話す。 住居部分は全459戸で、分譲マンション437戸は完売して引き渡しも完了している。住居部分は国際的な経済活動拠点形成などのために国が掲げる「国家戦略住宅整備事業」に認定されている。 相鉄グループは平成29年、横浜駅西口エリアの百貨店や商店街、商業施設とともに地域の活性化を図る一般社団法人「横浜西口エリアマネジメント」を設立、事務局を務めている。相鉄アーバンクリエイツの横浜駅西口事業部マネージャーの青山敏之さんは「西口全体の商業エリア拡大に寄与し、まちづくりとしての役割も果たしていく」と話した。(高木克聡)