【フィリーズR】驚異の連対率75%!「激流トライアル」の隠れた逆転候補
3月10日(日)に行われるフィリーズレビュー(G2、阪神芝1400m)。桜花賞への数少ない切符を掴むため、快足牝馬たちが激突します。 中にはスプリント路線からチャンスを見出して参戦する馬も多いだけに、例年レースは激流の様相。消耗戦の中、直線で鋭く足を伸ばす「上がり」勝負に対応できる馬が多く馬券になっています。 ▼フィリーズR「上がり3F」別成績 1位 [5-2-2- 2]複勝率81.8% 2位 [1-2-1- 7]複勝率36.4% 3位 [0-3-0- 11]複勝率21.4% 4・5位 [4-1-2- 24]複勝率22.6% 6位~ [1-1-5-100]複勝率 6.5% (※過去10年。19年の1位同着を含む) ご覧の通り、上がり1位の馬が複勝率8割超えと圧倒的。その他も上がり5位までが馬券圏内とほとんどを占めるなど、やはり上がりが使える馬が優位という傾向にあるようです。 また「前走上がり最速」の馬も[6-2-1-16]と同様に有利。であれば今回もこれらの馬を中心視すればよさそうですが、今年のメンバーでは該当馬が5頭と候補が多いだけにもう少し絞り込みたいところ。 そこで注目なのが「前走上がり最速」かつ「前走芝の牝馬限定戦」を走っていた馬。成績は[5-1-0-2]で、なんと連対率75%の数字を叩き出します! 23年1着 シングザットソング(2人気) →前走エルフィンS 19年1着 ノーワン(12人気) →前走未勝利戦・牝 19年1着 プールヴィル(3人気) →前走紅梅S 18年1着 リバティハイツ(8人気) →前走500万下・牝 15年1着 クイーンズリング(1人気) →前走菜の花賞 (※19年は1位同着) かつて牝馬は牡馬よりも格下という風潮のあった競馬界。しかし昨今は牝馬の台頭が著しく、芝G1で強豪牡馬を下すことも珍しくなくなりました。特に若駒戦では成長の早い牝馬の方がスピードで優れるケースが多く、おのずと2~3歳の牝馬限定レースがハイレベル化。そこで実力を示した才媛がここでも好走しているのだと推測できます。 そして今年「前走上がり最速」かつ「前走芝の牝馬限定戦」に該当するのはバウンシーステップ(前走つわぶき賞)、レディマリオン(前走未勝利戦・牝)のみ。いずれも頭固定や連軸候補にぴったりの2頭です!
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