スタジアム、光の演出を自由自在に 照明設備をLED化、サッカーJ3松本山雅を緑の光で後押し
サッカーJ3松本山雅FCの本拠地サンプロアルウィン(長野県松本市)の照明設備がLED(発光ダイオード)化され、29日夕に試験点灯された。瞬時の点滅やカラー照明ができるようになり、セレモニーの際にチームカラーの緑の光を使った演出も可能になった。 【動画】光の点滅やカラー照明を駆使した試験点灯の様子
総工費2億5300万円、消費電力は半分程度に
照明設備の老朽化を受けて県松本建設事務所が更新。競技用照明は従来の半数で同等の明るさを確保し、消費電力もこれまでの半分程度に減らせるという。総工費は2億5300万円。試験点灯では緑や赤、青などの光をつけたほか、無作為に点灯、消灯する機能を試した。 山雅の元選手で運営会社社員の飯田真輝さん(38)がピッチ上でボールの見え方を確認。コーナーキックを蹴る選手がゴール前からよく見えるよう角度の調整を要望したという。同建設事務所維持管理課の永田真一課長補佐(55)は「今までにない演出により、多くの方に喜んでもらえればうれしい」と話していた。