交流戦では相手の一番の強みを発揮させないリードを心掛けるべき【伊東勤のプロフェッショナル配球考】
2日前に浴びた本塁打の残像
6回、阪神バッテリーは直球系で押し、吉田正尚に同点三塁打を浴びた/写真=松村真行
今回は6月7日に甲子園で行われた阪神対オリックスの交流戦(甲子園)から、阪神バッテリーが吉田正尚外野手と対戦した2つの場面を取り上げたいと思います。まずは1対0とリードしていた6回表一死二塁、梅野隆太郎捕手は秋山拓巳投手に対して、速球系一辺倒の配球で組み立てていきました。 初球は低めのカットボールでボールになりました。2球目は高めの速球で見逃しストライク、さらに3球目の真ん中付近のカットボールでストライクを奪い、1-2と早めに追い込むことに成功しました。 しかし4球目、梅野捕手が高めにボールにしようと思って要求した・・・
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週刊ベースボール