3等陸曹・水島千翔被告

去年12月、京都市東山区のマンションで82歳の男性を殺害した罪に問われている自衛官の男について、陸上自衛隊は懲戒免職にしたと発表しました。 陸上自衛隊宇治駐屯地が30日付けで懲戒免職としたのは、中部方面後方支援隊に所属する3等陸曹・水島千翔被告（21）です。 起訴状によりますと、水島被告は去年12月、京都市東山区のマンションの階段の踊り場付近で岡田好次郎さん（当時82）の腕を引っ張るなどして転落させ、背中を靴で踏みつけたうえ、包丁で背中を複数回刺して殺害したということです。これまでの警察の調べに、水島被告は「逮捕されていなかったらまた人を殺すつもりだった」という趣旨の供述をしていました。 中部方面後方支援隊長の吉岡正孝1等陸佐は「本件が発生したことは誠に遺憾です。今後、再び同様の事案が起こることのないように隊員個々に対する服務指導を徹底し、再発防止に万全を期する所存です」などとコメントしています。