サイバー出身の「広告テック」老舗がビッグデータで大勝負
渡辺健太郎(わたなべ・けんたろう)/1999年サイバーエージェント入社。ブログに特化したコンテンツ連動型広告「BlogClick」やブログサービス「アメーバブログ」の立ち上げを経て、2006年同社取締役。2007年7月にマイクロアドを設立し、代表取締役に就任(撮影:今井康一)
サイバーエージェント(4751)傘下で2007年に設立されたネット広告会社のマイクロアド(9553)が6月29日、東京証券取引所グロース市場に上場した。当初はいわゆるアドテク(広告技術)企業として、ユーザーの趣味嗜好のデータや広告主のサイトへの訪問履歴などを用いたターゲティングを行う広告配信プラットフォームや広告代理業を展開してきた。だがアドテク市場は競争が激しいうえ、過度なターゲティングに対してプライバシー侵害の懸念も叫ばれ先行きは不透明だ。創業から15年、なぜ今上場という道を選んだのか。また、今後はどのようなビジネスを作っていくのか。創業者の渡辺健太郎社長に話を聞いた。
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中川 雅博