ご当地グルメに舌鼓 鶴来で一六大市
鶴来商工会などの「つるぎ一六大市2024ご当地グルメ大会」(北國新聞社後援)は13日、白山市の鶴来本町通り商店街で開催された。県内外から集結した49店が自慢の料理を売り込み、約2万5千人(主催者発表)が白山手取川世界ジオパークの恵みを生かした名物料理に舌鼓を打った。 鶴来発祥のB級グルメ「TKGY(たまごかけご飯焼き)」や美川名物「ふぐの卵巣のぬか漬け」を使ったパスタ、イワナの塩焼き、「ほうらい祭り」などで食べられる「ほうらいずし」などが販売された。 鹿渡島定置(七尾市)のカニ汁や木村功商店(同)の焼きガキ、穴水町商工会女性部の「なあげそうけせんべい」が提供され、能登半島地震からの復興に立ち向かう姿勢を伝えた。 能美豚饅(ぶたまん)や飛騨牛の串焼き、静岡県の富士宮やきそばなども人気を集めた。各店の前には長蛇の列ができ、商店街は大勢の人でにぎわった。 特設ステージでは、加賀市出身の芸人ダンディ坂野さん、「ほくりくアイドル部」らが登場し、会場を盛り上げた。一六大市の名は、かつて鶴来で1と6のつく日に市が開かれていたことが由来となっている。 北陸鉄道の「ほくてつ電車まつり」は、グルメ大会に合わせて鶴来駅で開かれ、愛好者が鉄道部品の販売や鉄道模型の展示などを楽しんだ。鶴来青年クラブのイベント「妖怪電車」も運行された。