ジェイミー・フォックス、性的暴行で提訴される
【注:本文内で暴行の内容に触れています】 ジェイミー・フォックスが性的暴行で提訴された。現地時間11月22日(水)にニューヨーク最高裁判所に提出された訴状によると事件が起きたのは2015年8月。友達とニューヨークのあるレストランを訪れた女性は、フォックスがもう1人の男性と共に隣のテーブルで酒を飲んでいるのに気がついたという。訴状の中で女性は本名を明かしていない。
午前1時頃に女性はフォックスのテーブルに行き、一緒に写真を撮ってくれないかとリクエストした。フォックスは「もちろん、君のためなら何でもするよ」と承諾、2人は写真を数枚撮影した。このとき彼は「酔っているように見えた」という。フォックスは女性に「スーパーモデルみたいな体だ」「いい匂いがする」と言い、さらに「ニッキーみたいだ」とも。女性が「ニッキーって誰?」と聞くと「ガブリエル・ユニオンだ」と答えた。そしてフォックスは彼女の腕をつかみ、ルーフトップの人目につかないエリアに引っ張っていった。
フォックスはそこで女性の服の中に手を入れ、彼女の上半身を執拗に触った。女性はフォックスから離れようとした。女性は彼のボディガードが少し離れたところにいるのに気がついたが、彼は何が起きているのかを見てそこから立ち去ろうとした。フォックスはその後下着の中に手を入れて下半身も触ってきたが、そのとき女性の友達が屋上にやってきた。それに気がついたフォックスは女性から離れ、ボディガードの方に歩いていったと女性は主張している。
女性は彼の行為によって「怪我、病気、痛み、歩行困難、障害を負い、治療や助言を受けることになった」「普段の活動ができなくなった」と主張、この暴行で受けた傷害や精神的苦痛の影響は永久に残るとしている。訴状ではフォックスを「凶悪な行為を行った有名なセレブ」と非難、損害賠償を求めている。
女性が訴状を提出した11月22日(水)は、ニューヨーク州の「アダルトサバイバーズ法」の提訴の期限だった。これは昨年5月に制定された法律で、2022年11月24日から1年間、時効が成立した過去の性犯罪について被害者が当時18歳以上だった場合に民事訴訟を起こせることを定めたもの。先週、ショーン・コムズの元恋人キャシー・ベンチュラが過去の性的暴行を訴えたのも、この法律が間もなく失効することを受けての行動だったと見られている。 翌日フォックスの代理人は声明を発表、女性の主張を否定している。これから双方がどのような動きを見せるのか注目が集まっている。