長崎放送

長崎県選挙管理委員会は、長崎県佐世保市の期日前投票所で、投票用紙のの二重交付が発生したと発表しました。 二重交付があったのは、長崎県佐世保市城間町にある宮地区コミュニティーセンター期日前投票所です。 県選管によりますと、23日午前、佐世保市在住の80代の女性が投票所を訪れ、小選挙区選挙、比例代表選挙、最高裁判所裁判官国民審査の投票を済ませました。 この女性は同じ日の午後、再度家族と一緒に投票所に来場し、受付で「投票所入場券を忘れた」と申し出たため、職員が「宣誓書」を記入させました。 この時、受付のシステムには「本人投票済み」と表示されましたが、職員は小選挙区の投票用紙を交付し、女性は2度目の投票をすませたということです。 その後、比例代表選挙の受付後に、別の担当者が、女性が午前中に投票を済ませていることに気づき、比例代表と国民審査の投票用紙は返却させたということです。 この投票について県選管は、「誰が投票したものかが判別できないため27日に2票とも開票される」としています。 佐世保市の選挙管理委員会は「担当する職員に注意喚起を行い、再発防止を徹底する」とコメントしています。