【巨人】逆転負けで引き分けをはさんで4連敗 先発・堀田賢慎が6回2死から連続四球で3失点
◆JERA セ・リーグ 巨人2―4中日(22日・東京ドーム) 21日に23歳の誕生日を迎えた巨人・堀田賢慎投手が勝ち投手の権利を得た直後の6回に3点を失って逆転され、今季4勝目はならなかった。打線は中日の投手リレーに反撃できず敗れ、引き分けをはさんで4連敗となった。 1回、丸佳浩の先頭打者アーチで巨人が先取点を挙げた。中日の先発・小笠原慎之介の直球を鋭くとらえ、右翼スタンドに運ぶ3号ソロ本塁打。23年6月4日の交流戦・日本ハム戦(東京ドーム)以来、通算11本目の先頭打者アーチで、チームに勢いをつけた。 追加点がほしい巨人は3回、先頭の丸が右前打。この試合2番に入る坂本勇人は左翼線二塁打を放ち、通算二塁打が450本となり、元阪急の福本豊氏にを抜く単独2位となった。続く吉川尚輝は一ゴロに倒れたが、岡本和真はファウルで粘ってから左犠飛を放ち、2点目を挙げた。 堀田は1回1死から田中幹也に中前打、福永裕基を四球で歩かせ一、二塁となったが、細川成也を三ゴロ併殺打に打ち取り、立ち上がりのピンチを無失点で切り抜けた。2回は3者凡退、3回は1死から連続ヒットを許したが、併殺でピンチを脱し、4、5回は3者凡退に抑えた。 しかし、勝ち投手の権利を得た堀田が6回に逆転を許した。2死から連続四球を出し、細川に左前適時打を許し1点。さらにカリステにフェンス直撃の右中間二塁打を浴び、2者がかえって逆転。堀田はここで降板となった。2番手で登板した泉圭輔はビシエドを遊ゴロに打ち取った。 7回からは大江竜聖が登板し、いきなり岡林勇希に右翼フェンス直撃の三塁打。小刻みな投手リレーで馬場皐輔がマウンドにあがったが、村松開人に中前適時打を打たれ、4点目を奪われた。 2点を追う巨人は8回、先頭の岡本和真が遊撃内野安打で出塁したが、岸田行倫が中飛、長野久義は三ゴロ併殺打に倒れ無得点。9回は守護神・マルティネスの前に簡単に3者凡退に打ち取られ、反撃できなかった。
報知新聞社