菊の花、出来栄え良好 南陽市大会、最高賞は今年も岡崎さん
伝統ある「南陽の菊まつり」が開催中の南陽市中央花公園で30日、同市菊花大会の審査会が開かれた。最高賞の内閣総理大臣賞に、南陽菊花会沖郷支部の岡崎国博さんが出品した大菊三本立厚物が輝いた。岡崎さんが最高賞を受けるのは11年連続。 今年は28部門に563点の出品があった。昨年並みの出品数だが、近年は愛好者の減少、高齢化が進んでいるという。全日本菊花連盟公認の審査員3人が花の形や大きさ、バランスなどを細かくチェックした。今夏の猛暑で生育はやや遅れたが、全体的な出来栄えは良いという。 岡崎さんは他に農林水産(大菊三本立細物)経済産業(競技花厚物)の両大臣賞も受賞。同会漆山支部の山川武雄さんが総務大臣賞(盆栽古木石付・木付)を獲得した。同会宮内支部の片平功さんが外務(組物)文部科学(七鉢)国土交通(最新花厚物)環境(懸崖中)それぞれの大臣賞に選ばれた。 菊まつりは来月6日まで同公園で開催。受賞した菊花をはじめ、市内の各小学校で育てられた鉢物も展示している。