地震・豪雨の被災地、冬を前に民間ボランティアセンターが懸命の活動 石川・輪島市
住宅の敷地や道路に残った泥。 輪島市では豪雨の被害が広い範囲に及んだため、十分な支援の手が届くまでには時間がかかったといいます。 ボランティア小野満さん 「これから乾くと、また今度は土埃がすごくなって喉なんか痛める方が出てくる」京都からのボランティア「全国的には能登の地震の現場っていうのはもう、過去のものになっちゃってるている。体が動く限り何かしらの役に立ちたいなと」 「まちなじボラセン」では現在、平日に30人から50人、土日で80人から100人規模でボランティアを受け付けています。 今でも人手は十分とはいえませんが、今週末以降はさらに応募が減っていて、雪の時期を前に支援の輪の広がりは欠かせません。 ■「せめて豪雨前の状態に」 町野復興プロジェクト実行委員会 山下祐介委員長 「せめて豪雨が降る前の状態に。できれば雪が降るまでに何とかしたいと考えて。そうなった時にはやはり多くの方の協力を得なければならないということだったので、多くの人に来てお手伝いいただければというのは率直な思い」 特に住民が不安を抱えているのは、地震・豪雨に続く3度目の孤立です。 町野復興プロジェクト実行委員会 山下祐介 委員長 「また孤立するんじゃないかって不安は物凄く多い。それと合わせて除雪。除雪が本当に今年、例年通り来てくれるのかという、そういった不安が多い。特に孤立っていうところに関してはすごく皆さん不安に思われてます」 二重被災で苦しむ地域に、これ以上の被害が広がらないように。 冬を前に懸命の活動が続いています。
北陸放送