すげえちゃ・高泊が「スポカルクラブSGC」に改称 文科系の教室やサークルも展開【山陽小野田】
山陽小野田市で活動する総合型地域スポーツクラブ、すげえちゃ・高泊(井上雄治会長)が、今年度から「スポカルクラブSGC」に改称した。対象地域を市内全域に広げ、スポーツだけでなく文化系の教室やサークルも展開していく。子どもから高齢者まで幅広い世代の健康や人間関係づくりを支援し、豊かな地域社会の実現を目指す。 同クラブは、西高泊地域を活動拠点として2013年に発足した。「すごい」を意味する山口弁の「すげえ」と高泊小の伝統行事である茶摘みに、スポーツの「S」、芸術の「G」、チャレンジの「C」を掛け合わせて「すげえちゃ・高泊」と命名。山口東京理科大の薬学部と連携した薬草講座、ウオーキングや小学生向けの水泳教室などを実施してきた。 創立10周年を迎えた昨年度に、対象地域を広げて中学部活動地域移行の受け皿になれるようにと、スポーツだけでなく文化分野を取り入れた活動規模の拡充を決定。併せてスポーツとカルチャーの融合を表したクラブ名に一新した。 専門講師による指導の下、英会話やスポーツ、ダンス、パッチワークなどに挑戦できる教室、同じ趣味を持つ仲間とグラウンドゴルフや山歩き、健康マージャンが楽しめるサークル活動などを展開。4人制サッカーU10(10歳以下)リーグの開催も計画している。 運営委員の高齢化といった課題を解決するため、若い世代が参画するきっかけになればと有償ボランティアの仕組みも取り入れた。文化とスポーツに関する指導者が地域に根差すことで部活動の地域移行に対応できるようにするなど、持続可能なクラブ運営を促進していく。 新たなロゴマークには三つの「WA」(和、話、輪)と三つの柱(多種目、多世代、多志向)の六つから六角形を基にS、G、Cを組み込んだ。井上会長は「活動は今後も増やしていく。会員一同、気持ちを新たに取り組んでいる」と話した。 入会や団体登録などの問い合わせは、同クラブ(メールspocalclub.sgc.since2024@gmail.com)へ。