“職員の精神的保護”が目的…パワハラ問題の愛知・東郷町長 議会冒頭で退席「ケアということで」議長が要望書
職員に対しハラスメント行為を繰り返していた愛知県東郷町の井俣憲治(いまた・けんじ)町長は、12月1日の定例議会で、冒頭で退席しました。 【動画で見る】“職員の精神的保護”が目的…パワハラ問題の愛知・東郷町長 議会冒頭で退席「ケアということで」議長が要望書 職員へのパワハラととれる発言などが相次いで問題視されている愛知県東郷町の井俣憲治町長。 井俣町長: 「改めて謝罪させていただきます。誠に申し訳ありませんでした」 12月1日、開会した12月定例議会の冒頭で謝罪すると、議題に入る前にすぐに退席しました。 11月28日、職員の精神的保護を目的に、役場に登庁しないよう求める要望書を議長が提出し、議論の結果、原則本会議に出席しないことが決まっていました。 石橋直季議長: 「何よりも職員さんの保護です。どのようにハラスメントを受けた人を守るかといえば、接触をとにかく減らす」 町の未来を話し合う議会に、町長がいないという異例の事態です。 井俣町長: 「今回の対応に関するケアということで、ご理解いただければと思います」 不信任決議案はすでに開かれた臨時議会で否決されています。井俣町長は、自身の報酬を一部カットして第三者委員会の調査費用とする条例改正案を、12月議会の中で提出するとしています。