自民党本部襲撃、火炎瓶投げる前にクマ撃退スプレーを噴射…機動隊員3人が喉に軽傷
東京・永田町の自民党本部と首相官邸が襲撃された事件で、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された職業不詳、臼田敦伸容疑者(49)(埼玉県川口市)が、党本部前でクマ撃退用の催涙スプレーを噴射していたことが捜査関係者への取材でわかった。警戒中の機動隊員3人が喉に軽傷を負っており、警視庁公安部が詳しい経緯を調べている。 【写真】逮捕された臼田敦伸容疑者
捜査関係者によると、臼田容疑者は19日早朝、党本部前で、機動隊員らに高圧洗浄機のようなもので液体を噴射。クマ撃退用の催涙スプレーを噴射した後、火炎瓶約5本を投げていた。
当時は、防護服姿でガスマスクを着用していたといい、公安部は催涙ガスや火炎瓶の煙を吸い込まないようにしていたとみている。 臼田容疑者は、党本部から車で移動して首相官邸の防護柵に突入し、警察官に発煙筒のようなものを投げたとして逮捕された。