会社の敷地にクマが居座る “こう着状態”の末に… 北海道芦別市
日テレNEWS NNN
北海道芦別市にある会社の敷地内で、4日朝にクマの足跡が見つかりました。 新芦別株式会社 大西俊夫代表 「(足跡が)向こうに行って帰ってきている」 付近では午前7時ごろに「市道を横断するクマ1頭を目撃した」との通報がありました。クマが目撃されたのは、芦別市上芦別町の市街地です。小学校から600メートルほどの路上で、その後クマは北側にある会社敷地内へ移動したとみられます。実は現場近くの畑では、3日もクマによる被害がありました。 近隣住民 「畑の真ん中で(クマが)カボチャを食べていた」 辺りには食い荒らされたようなカボチャが散乱。クマは3日から現場付近にいたとみられています。 ◇ そして4日午前、付近には警察やハンターの姿がありました。会社敷地内の倉庫付近で「クマの鳴き声がした」という情報も寄せられたのです。 ドローンも使ってクマを捜索。こう着状態が続きましたが、通報から5時間後の正午ごろ、敷地内の茂みの中からクマが走りだしました。そして、警察の許可を受けた猟友会のハンターにより駆除されました。ハンターによると、駆除されたのは体長1.5メートルほど、体重72キロの3歳くらいのメスでした。 新芦別株式会社 大西俊夫代表 「思ったよりも大きかった。速いし怖いなと思いました。被害がなくて何よりでした。周りに民家が多いので。まさかこんな街中に出るとは思いませんでしたけど」